結論:歯列矯正の費用は、装置の種類と歯並びの難易度で決まります。 矯正は原則として自由診療のため、料金体系は医院ごとに異なります。比較のポイントは「装置代」ではなく「総額」です。検査料・調整料・保定装置まで含めていくらかかるのかを確認してください。本記事では、例として当院(GoSmile横浜)の料金体系をもとに、費用の仕組み・内訳・負担を減らす方法を解説します。条件を満たせば、医療費控除や保険適用で負担を減らせる場合もあります。
本記事の監修:矯正歯科GoSmile横浜(横浜駅西口徒歩3分) 日本矯正歯科学会認定医・世界矯正歯科医会(WFO)フェローの矯正専門医夫妻が監修。矯正治療歴35年以上、2000年の開院以来、累計12,000症例以上の矯正治療実績(2025年時点)。厚生労働省認定「顎口腔機能診断施設」として保険適用の外科矯正にも対応しています。
歯列矯正の費用はどう決まる?【当院の料金体系】
例として、当院の費用をご紹介します。
当院の治療費は、治療開始前に総額をご提示するトータルフィー制です。毎月の処置料を含んでいるため、通院のたびの支払いはありません。通院回数や治療回数が増えても、治療途中で追加の治療費をご請求することはありません(装置の紛失・不意な破損時の実費を除く)。
装置料は「装置の種類」×「治療難易度(Light/Moderate/Severe)」で決まります。
| 当院の装置料(上下全体矯正・税込) | ライト | モデレート | シビア |
|---|---|---|---|
| ワイヤー矯正(表側・審美ブラケット) | 1,100,000円 | 1,210,000円 | 1,320,000円 |
| ハーフリンガル矯正(上が裏側・下が表側) | 1,320,000円 | 1,430,000円 | 1,540,000円 |
| 裏側矯正(リンガル) | 1,540,000円 | 1,650,000円 | 1,815,000円 |
| マウスピース型矯正(インビザライン) | 1,100,000円 | 1,210,000円 | 1,320,000円 |
| 成長期矯正治療(お子さま) | 231,000円 | 462,000円 | 572,000円 |
難易度の内訳はおおよそ、ライト30%・モデレート60%・シビア10%の割合です。装置料には、治療終了までの処置観察料と装置撤去料が含まれています。このほか、検査+診断料(2D検査33,000円/モテスマイル3次元診断の3D検査55,000円・税込)と、治療後の保定装置料(22,000〜88,000円・税込)がかかります。初診相談は現在キャンペーンで無料です。
現在、期間限定キャンペーンにより、難易度がModerate・Severeの方もリーズナブルなプラン料金で治療いただけます。学会発表用の症例モニターにご協力いただける場合は、治療費総額から10〜約30万円の割引もあります。
なお、顎変形症と診断された場合の外科矯正は健康保険が適用され、自己負担3割で総額25万〜35万円程度が目安です。
支払い方法:クレジットカード(VISA・JCB・AMEX・Diners Club)、銀行振込、デンタルローンに対応。分割払いは3〜120回からご希望に応じて選べます(分割手数料別)。また、転勤や留学などやむを得ない事情で治療を中断する場合は、治療の進行度に応じて治療費を精算する返金保証があります。
装置ごとの特徴と選び方は「歯列矯正の種類はどれがいい?」の記事で比較しています。それぞれの詳細は「ワイヤー矯正(表側矯正)とは?」「マウスピース矯正とは?」「裏側矯正(リンガル矯正)とは?」「部分矯正はどこまで治せる?」の各記事をご覧ください。
費用の内訳|いつ・何にかかるのか
当院の治療費の流れ(トータルフィー制)

一般に矯正の費用は「初診相談料」「精密検査・診断料」「装置料」「毎回の調整料」「保定装置料」に分かれ、医院によってどこまでが基本料金に含まれるかが異なります。
当院の場合は次のとおりです。
- 初診相談:現在キャンペーンにより無料です(通常3,300円)
- 精密検査・診断:レントゲン・歯型・写真をもとに治療計画を立て、この段階で治療費の総額をご提示します。当院では従来型の2D検査に加え、骨格だけでなく筋肉・皮膚・脂肪など軟組織まで立体で分析する「モテスマイル3次元矯正診断(3D検査)」を選択できます(欧米最新の診断機器・国内1号機を導入)
- 装置料:装置の種類と治療難易度(Light/Moderate/Severe)で決まります。毎月の処置料を含んだ総額です
- 通院・調整:処置料は装置料に含まれているため、毎回の支払いはありません
- 保定:後戻りを防ぐ保定までサポートします
費用が人によって違う3つの理由
同じ「全体矯正」でも、見積もり額は人によって大きく変わります。主な理由は3つです。
1. 歯並びの難易度
軽度の乱れと、抜歯を伴う重度のガタガタでは、治療の複雑さがまったく違います。難易度が上がるほど、期間が延び、費用も上がる傾向があります。
2. 装置の種類
表側ワイヤーと裏側矯正では、同じ症例でも数十万円の差が出ます。裏側矯正は装置がオーダーメイドで、技術的難易度も高いためです。
3. 追加処置の有無
抜歯、アンカースクリュー、むし歯・歯周病の事前治療などが必要な場合、その費用が加わります。見積もりの際は、想定される追加処置まで含めて確認してください。
つまり、正確な費用は精密検査をしなければ分かりません。ウェブサイトの料金表は「基本料金の目安」として見て、自分の総額は診断で確認する。これが正しい費用の把握方法です。
総額で比較する|料金体系の2タイプ
医院の料金体系は大きく2つに分かれます。
- トータルフィー制(総額制):調整料などを含めた総額を最初に提示する方式です。治療が長引いても追加費用が発生しにくく、総額が見通しやすいのが利点です
- 処置料別方式:基本料金と通院ごとの調整料が別の方式です。表示価格は安く見えますが、通院回数によって総額が変わります
どちらが悪いということではありません。重要なのは、見積もりの段階で「追加費用を含めた総額」を確認することです。「基本料金の安さ」だけで比較すると、最終的な支払額で逆転することがあります。当院がトータルフィー制を採用しているのも、この不透明さを最初になくすためです。
費用の負担を減らす3つの方法
1. 医療費控除を使う
噛み合わせの改善を目的とした矯正は、医療費控除の対象になる場合があります。年間の医療費が10万円を超えた分について、確定申告をすると所得税の一部が戻り、住民税も軽減されます。詳しい条件とやり方は「歯列矯正は医療費控除の対象?」の記事で解説しています。
2. 保険適用になるケースを確認する
顎変形症など特定の症状では、外科矯正が健康保険の適用になります。「顎口腔機能診断施設」の認定を受けた医療機関での治療が条件です。詳しくは「顎変形症の矯正は保険適用になる?」の記事をご覧ください。
3. デンタルローン・分割払いを活用する
多くの医院で、デンタルローンや院内分割に対応しています。月々の負担を抑えながら治療を始められます。金利や手数料は事前に確認してください。
安さで選ぶ前に知ってほしいこと
近年、格安をうたう矯正サービスも増えています。しかし、矯正の費用差は「診断と治療計画の質」の差でもあります。
精密検査を省略した治療や、適応外の部分矯正は、治らない・噛み合わせが悪化するといった失敗につながります。やり直しの再治療になれば、費用は二重にかかります。「いくらか」だけでなく「その金額で何をしてもらえるのか」で比較することが、結果的にもっとも経済的です。
歯列矯正の費用に関するよくある質問
- 歯列矯正に保険は使えますか?
- 原則として自由診療のため、保険は使えません。ただし顎変形症や特定の先天疾患に伴う矯正は保険適用になります。適用には認定施設での診断が必要です。
- 支払いのタイミングはいつですか?
- 医院によりますが、装置費用は治療開始時に一括または分割で支払うのが一般的です。調整料別方式の場合は通院ごとに支払います。契約前に支払いスケジュールを確認してください。
- 治療を途中でやめた場合、返金はありますか?
- 医院の規定によります。治療の進行度に応じた精算規定があるかどうか、契約前に必ず確認してください。
- 見積もりより高くなることはありますか?
- 処置料別方式で治療が長引いた場合や、追加の処置(抜歯・アンカースクリューなど)が必要になった場合に、総額が増えることがあります。見積もり時に「想定される追加費用」まで聞いておくと安心です。
- 子どもの矯正の費用も同じくらいですか?
- 子どもの矯正(1期治療)は、あごの成長を整える治療が中心のため、大人の全体矯正より抑えめのことが多いです。ただし2期治療(本格矯正)まで進む場合は、その費用が加わります。子どもの矯正費用は今後の記事で詳しく解説予定です。
この記事の監修クリニック
矯正歯科GoSmile横浜(横浜駅西口徒歩3分) 歯並びだけでなく、骨格・筋肉・脂肪・皮膚まで含めて顔全体の印象をデザインする「モテスマイル」矯正を提供。担当医は日本矯正歯科学会認定医(1997年・1998年認定)、世界矯正歯科医会(WFO)フェロー。治療前に費用の総額と治療計画を明示し、納得のうえで始められる体制をとっています。初診相談は無料キャンペーン実施中(通常3,300円)。
参考資料
- 矯正歯科GoSmile横浜「治療費のご案内」 https://gosmile.jp/price/
- 国税庁「No.1128 医療費控除の対象となる歯の治療費の具体例」 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1128.htm
- 矯正歯科GoSmile横浜「不正咬合と歯列矯正治療」 https://gosmile.jp/orth-01/