顔の印象は、まるでオーケストラ。
1つの楽器が良くても、全体のバランスが悪ければ、
美しい音楽は生まれません。
顔の印象は、まるでオーケストラ。1つの楽器が良くても、全体のバランスが悪ければ、美しい音楽は生まれません。顔も同じなんです。
なぜ“矯正だけ”では満足できないのか?
「歯は整ったのに、なんだか顔が変じゃない…」
「違和感があって、笑顔がぎこちない…」
「ガミースマイルの歯茎の出具合は減ったけど、口元がなんか変…」
そう感じたことのある方は少なくないはずです。
2000年から開業してきましたが、再治療を求めて来院される方々が年々増加しています。顔全体から「キレイ」を目指す治療を希望なさる方が圧倒的に多いです。
それもそのはず。顔は「骨格」「筋肉」「脂肪」「皮膚」「リガメント(靭帯)」という複数の構造体の絶妙なバランスでできているのですが、歯の並びだけに焦点をあてた矯正治療では、思うような結果には結びつきません。たとえば、顔の骨は“舞台のセット”。筋肉は“演じる役者”、脂肪は“照明”、皮膚は“カーテン”、リガメントはそれらをつなぎ止める“舞台裏の綱”のような存在。
この舞台で“歯”だけを美しく整えても、全体のストーリーが破綻していては、観客――つまり、周囲の印象は変わらないのです。顔は“6層構造”でできている。ここで、顔の構造を少し詳しく見ていきましょう。